デザインしたくないデザイナのブログ

スタートアップでデザイナ兼マーケタをしてますが、デザインは苦手です。

@各位 ハミングバードを何だと思ってやがる...

サイコーの秋まっただ中、そろそろ紅葉も始まろうかというこの時期に部屋に閉じこもってディスプレイと向き合っているみなさま、こんばんは。

今日は、タイトル通りハミングバードの話をします。
この時点で何のことだかわからないみなさんにはきっと関係のない話です、外に出て爽やかな秋晴れの下ピクニックなど楽しむと良いでしょう。

さて、9月にGoogleが正式に発表し、すでに導入済みとのことで世間を賑わせたハミングバードですが、ぼくのところにもいくつかのおじさま方から相談のメールがきましてですね、みなさんこう言うわけです。「何が変わったの?」「なにか対策は?」「リンクとか大丈夫?」「キーワード比率とか、見直すべき?」

で、ぼくも真面目に返事をしているわけなんですが、ずっと「なんか違うな...」と思っていたわけです。

何を気にしてるんだと。Googleがハミングバードに込めた熱い思いはそんなもんじゃないぞと。オレたちの未来が大きく動き出したんじゃないのかと。

というわけで、そんな熱い話しをこのどうせ誰も見ていないブログに書き散らします。興味ある方はぜひ。


まず、ハミングバードは一言で言うと「検索の未来の礎になるアルゴリズム」なんじゃないかと。
いままで検索といえば「新宿 焼き鳥」とか「Mac エンターキー 故障」のような単語を並べたスタイルが定番でした。だけどこのスタイル、普通に考えて明らかに異質というか、不自然な文化ですよね。そういうもんだと叩きこまれて慣れてますが、やはり変です。

これをより自然な形、より口語的な表現であったり感情により沿う形で設計されたのがハミングバードです。

(従来型)
「新宿でうまい焼き鳥が食いたい」→(検索カルチャーに則った言語化)→「新宿 焼き鳥(カチッ」

(未来形)
「新宿で焼き鳥が食いたい」→(そのまま言語化)→「新宿でうまい焼き鳥が食いたい(ポーン」

こんな感じです。
音声認識とかはかなり意識してると思います。口語的な表現がされやすいですし。
あとこれ、突き詰めると、疑問とか欲求のような脳波を受信したらダイレクトにレスポンスを返す みたいな未来までぼんやりと見えてきてニヤニヤが止まらないわけです。

あと、シチュエーションみたいなものも考えてくれるようになっていて、PCで「鍋」と検索した人は家で旨い鍋のレシピが見たい、来週行く鍋の店を探したい、はたまた鍋を買いたい なんてニーズがありそうなわけですが、スマホで「鍋」と検索するユーザーはちょっと意味合いが変わってくるわけです。外出中で、今から食べに行く鍋屋を探してる可能性が圧倒的に高かったりします。

こういうシチューエーションの違いやら感情やらを瞬時に分析して検索結果という形に整形してくれるのがハミングバードの根本的な思想なんじゃないでしょうか。

SEOの実務の場におけるハミングバードへの対策みたいなのは、特に必要ないかと思います。よりユーザーのニーズにマッチしたコンテンツが表示されるようになるよ というだけなので、ニーズのありそうなこと書いてあれば適切なシチュエーションでユーザーに表示されるイメージですね。クソみたいなコンテンツを書きまくっている方々は、まあここでは言及しないことにしましょう。


というわけで、少し離れて見てみると結構おもしろいんだよ、ハミングバード。 という話でした。そんなに得るものもなかったかと思いますので、みなさんはたまには早く寝るなり引き続き秋の夜長を満喫するなりしていただけたらと思います。ぼくはアニメでも見ます。あとあの花の映画、最高でした。ひたすら泣けました。オススメです。