そいつが僕のもとにやってきたのは、たしか今年の春ぐらいだったと思う。 たまに足立区の実家から届く、僕宛のDMやら手紙やら、親が入れてくれるりんごやら。 そんな普段通りの宅急便の中に、そいつは鎮座していた。 「重要」と印を押された見慣れない封筒。…
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